最近運行開始になった墨田区周遊路線バス「すみまる」に乗って押上へ。
押上駅からキラキラ橘商店街へ行く途中、押上食堂という自分好みの食堂を発見。
店内をチラッとのぞいた感じでは、昔ながらのごはんと一品料理を選ぶタイプの食堂のようだ。
これは今度行ってみないといけない。ということでメモ。
学生時代の話。
私が通った駒沢大学は田園都市線(以前の新玉川線)の駒沢大学駅に本校があり、ほとんどのサークルや部活はその本校に部室や活動場所があったが、軽音部や吹奏楽などは二子玉川の砧本村にある二子玉川校舎に部室があった。
所属していたジャズ研も二子玉川校舎に部室があり、私は本校のある駒沢大学駅は華麗にスルーして、二子玉川駅から「砧本村」へのバスに乗って毎日部室だけに通う優等生?だった。
きぬた屋というのは、バス停「砧本村」のすぐ傍にある所謂大衆食堂で、当時のジャズ研御用達の店だったわけだ。
校舎が閉まる9時まで楽器の練習やセッションをした後、きぬた屋でビールを飲むというのが私達の常であった。
年季の入ったテーブル席と、奥に3畳分くらいの座敷があり、その座敷が我々の指定席だった。
瓶ビールを頼むと、一緒にグリーンピースのお菓子を小皿に入れて店のおばちゃんが運んできてくれる。
乾杯した後は、大抵の場合モツ煮を頼む。私が人生で初めて食べたモツ煮はこの店のモツ煮だ。
ビールが進んでくると、つまみが欲しくなるので肉野菜炒め、レバニラ炒めなどの炒めものを頼む。たまに盛り上がってくると焼肉を頼む事もあるが、値段が高くなるのでこれは稀である。
会計は大体一人1000円~1500円くらいで済んでしまうのだが、なぜこんなに安いのか今考えると、8人くらいで行ってもつまみは4品くらいしか頼まず、ひたすらビールばかり飲んでいたからだろうと思う。
そんな感じで、学生時代から、大学を中退した後も、部室に通っている間はずっと「きぬた屋」にお世話になった。
そんなきぬた屋だが、5年前くらいに休業してしまった。
きぬた屋は、 お酒を運んできてくれるおばちゃんと、そのお姉さんの二人で切り盛りをしていたのだが、お姉さんの方が亡くなったとい話だ。(風の噂なので定かではないが)
休業から程なくして建物自体も無くなり、元々きぬた屋があった場所には新しい住宅が建ち、そこに大衆食堂があった形跡はなくなってしまった。寂しい限りである。
ジャズ研の仲間とは年に何度か一緒に飲むが、会話中にはいまだにきぬた屋が登場する。
「きぬた屋で飲んでる時さ~…」
「きぬた屋行った後だけどね…」
跡形も無く消えてしまった我々の青春「きぬた屋」だが、我々の記憶の中には残り続ける。
震災直後さんざん管首相を叩いといて、今になって、
実はよくやったんじゃないか、とかメディアやジャーナリストが言ってるのを聞くと、
世間の目が集まるところにいる人達は、胡散臭い人達ばかりなんだなあと思う。